本日の日経平均株価は20円高と小幅ながら4日続伸。後場の日経平均は、寄り付き直後に補正予算の編成や法人税率引き下げに関する閣僚発言から下げ幅を縮小してのスタート。その後は再び利益確定売りに押されたものの、大引けにかけては持ち直したほか、先物主導で急速に買われプラス圏への浮上となった。業種別では、化学、サービス業、医薬品、小売業などが値上がり率上位に。一方、海運業、ゴム製品、証券商品先物、電気・ガス業などが値下がり率上位となった。
個別では、ZMPの上場を巡る思惑から人気の【8462】フューチャーベンチャーキャピタルや値動き軽く仕手性も強い【7997】くろがね工作所。独の半導体メーカーであるインフィニオンが出資に関心を示しているとの一部報道から【6723】ルネサスエレクトロニクスなどが後場急伸。また、中小型株の一角の上昇が目立ち、【3663】アートスパークホールディングス、【3625】テックファームホールディングス、【9908】日本電計なども後場一段高となた。一方、好調な業績予想をきっかけに直近急騰の【3814】アルファクス・フード・システム。ヒト肝細胞培養プレート発売を発表、直近人気を集めた【4970】東洋合成工業などが大幅下落に。
プラス圏に浮上し、高値引け!今晩、週明け月曜の欧米市場の動き次第だが、これといった悪材料さえなければ連休明け早々にも2万台回復もあってもおかしくない状況だと思う。過熱感も低くはないが大分和らいできており、いよいよ年末へ向け2万台乗せ。少し気は早いがそこからの年末ラリー、ファンドが仕掛けてくれば年初来高値の2万0952円更新も視野に入ってくるかと思われる。