前場の日経平均株価は315円高と大幅続伸。先週末の日銀会合でのマイナス金利発表を受けた欧米株高、円安・ドル高の流れを好感して大幅GUスタート。買い一巡後は戻り売り、利益確定売りなどに押されやや上げ幅を縮小する場面もあったが、その後再び上げ幅を拡大し前場は高値引けに。不動産、ノンバンクは先週末に続き大幅高となる銘柄が目立ち、業種別では、その他金融業、情報・通信業、電気機器、不動産業が値上がり率上位に。一方、値下がりは銀行業、空運業、保険業の3業種のみとなった。
個別では、先週末の決算、自社株買いを発表した【9437】NTTドコモ、【8739】スパークス・グループ、上方修正発表の【2183】リニカルなどが急伸。また、決算から【6758】ソニー、【6724】セイコーエプソン、【1942】関電工などの大幅上昇も目立っているほか、田辺三菱と国内で遺伝子治療薬を発売と報じられた【4563】アンジェスがストップ高に。
テーマ株では、フィンテック関連から【3853】インフォテリア、【3778】さくらインターネットが大幅上昇。5G関連の本命とされる【3852】サイバーコムは今日も寄らずのストップ高。先週末まで3日連続のストップ高の【6778】アルチザネットワークスは大幅高に。日銀マイナス金利導入から一気に主力に流れがいく可能性もあったがテーマ株への物色、循環も引き続き続いているようだ。