前場の日経平均株価は110円高と反発。欧米株の上昇のほか、円安進行を好感され買い先行スタート。その後もまとまった買いが入ったことから堅調に推移し、19,900円台後半でのもみ合い。節目の大台2万円台を意識した動きとなっている。業種別では、建設業、精密機器、その他金融業、小売業が値上がり率上位に。一方、パルプ・紙、石油石炭製品、繊維製品、電気機器が値下がり率上位に。
個別では、米アップルの有機ELディスプレー採用報道から【4112】保土谷化学工業、子会社が新規低分子CGRP受容体拮抗薬に関しイスラエル企業と研究開発契約の締結を発表した【4565】そーせいグループなどがストップ高に。また、12月17日付でジャスダックから東証1部へ市場変更すると発表した【9663】ナガワ、有機EL関連株として再評価の動きから【5216】倉元製作所が大幅上昇。その他、【3251】駐車場綜合研究所、【4120】スガイ化学工業、【3551】ダイニックなどの上昇も目立つ。
後場一段高、2万円台の大台を回復してくる可能性もあり先物動向は注視。もし、抜けた場合は更に上値を追う展開となるかしっかり見極めたいところだ。