本日の日経平均は303円高と大幅続伸も後場の日経平均は上げ幅を縮小。FOMC通過でアク抜けもこの2日間で1000円近く戻しており、これが一旦の利益確定売りを誘った格好となった。また、原油相場の先行きの不安な面が残っていることも重しとなった。業種別では、鉄鋼の1業種を除く32業種が上昇。値上がり率上位には、水産・農林業、不動産業、食料品、陸運業などが並んだ。
個別では、【3778】さくらインターネット、【3623】ビリングシステム、【3655】ブレインパッド、【3696】セレスなどのフィンテック（ブロックチェーン）関連銘柄の上昇が本日も目立ったほか、【3236】プロパストと民泊プロジェクト立ち上げの【8909】シノケングループ。直近IPO銘柄の【6184】鎌倉新書がなどが後場一段高に。本日新規上場の【3926】オープンドアが初値形成後に後場一段高、同じく本日上場の【4595】ミズホメディーは買い気配のまま本日の取引を終えた。
後場の日経平均は一段高、19,500円どころの節目突破はならず。FOMC通過でアク抜け先高期待あるはあるものの、原油先物動向の不安はやや残っているほか、外国人投資家がクリスマス休暇入りもあり再度2万円突破は来年に持ち越しの可能性もありそうだ。中期的には2万は通過点になると個人的には見てるが、まずは日経平均がこの2日間の急ピッチな上昇からどの水準で一旦落ち着くのか見極めておくのが無難かと思う。また、明日は日銀会合を控えており、現状維持の線が濃厚だとは思うが一部期待が市場には常にある状況。サプライズとなれば嬉しいが、目先は引き続き人気のテーマ株、中小型株狙いが現状ベストだろう。
