前場の日経平均は436円高と大幅続伸。予定通り米連邦準備制度理事会(FRB)が9年半ぶりの利上げを発表。利上げのペースに焦点が集まったが、年2回とされる市場予想からのずれはったものの、情勢によっては利上げを休むというイエレン議長発言を好感され米株は上昇。日経平均もこれを背景に買い先行、買い一巡後も高値圏での推移と素直に好感されている状況だ。業種別では、前日同様に空運業の1業種を除いた32業種が上昇。値上がり上位が証券商品先物、輸送用機器、銀行業、情報・通信業など。
個別では、シノケングループと共同で民泊プロジェクトを立ち上げると発表した【3236】プロパストやテックビューロ社と業務提携を発表の【3917】アイリッジがストップ高。中小型株の【8704】トレイダーズホールディングス、【3696】セレス、【2159】フルスピード、【6300】アピックヤマダなども上昇。主力も軒並み上昇と全面高商状となっている。
後場は200日移動平均線(19500円)を抜ければ年末へ向け一段高の可能性も高まると思うが、この2日で約1000円の上昇。急ピッチな戻りがやや気になるところだ。