本日の日経平均株価は93円安と5日続落。民元高設定・円安転換を背景にプラス圏入りした前場の流れを継続し、後場寄り付きは買いが先行した。たた、週末要因、3連休前、米雇用統計前など見極めたいとの動きもあり徐々に上げ幅を縮小し、その後マイナス転換と手仕舞い売り優勢となった。なお、日経平均は戦後初の年初5日続落を記録した。業種別では、ゴム製品、精密機器、機械が値上がり率上位に。一方、電気・ガス業、海運業、建設業、小売業が値下がり率上位となった。
個別では、ZMP関連。後場注目にも挙げた【8462】フューチャーベンチャーキャピタルが後場一段高となりストップ高。直近上昇一服だった自動運転から【3663】アートスパークホールディングスが急反発となったほか、【4667】アイサンテクノロジーが5日ぶり反発。マイナンバー関連から【3742】ITbook。前日の決算発表、通期上方修正を好感された【7453】良品計画や正午ごろに自社株買いを発表した【5289】ゼニス羽田ホールディングスなども大幅上昇となった。他、人気のテーマフィンテック関連から【3778】さくらインターネット、【3853】インフォテリア、【3690】ロックオン、【3031】ラクーンなどが上昇。ドローン関連からは通期の上方修正も好感されている【2303】ドーンも強気動き継続となった。
来週は今晩の雇用統計次第といったところ。目先は引き続き短期的な売られ過ぎ感からリバウンドの動きは期待できるものの、明確な買い材料がでないうちは下値模索へ。直近地合いの動きは無視して上昇を続けるテーマ株での循環物色が来週も物色の中心になるかと思われる。
