本日の日経平均株価は92円高と4日ぶり反発。後場の日経平均はやや下げ幅を縮小してスタートすると、その後は上海総合指数がプラス圏で推移、円安のなどの流れから再度プラス圏に浮上。心理的節目の1万7000円台を回復して大引けを迎えた。業種別では、その他製品、鉄鋼、海運業、電気機器が値上がり率上位に。一方、食料品、銀行業、電気・ガス業、建設業が値下がり率上位となった。
個別では、日本において出願していた抗FGF2アプタマーに関する物質特許について特許査定を得たと発表した【4591】リボミックがストップ高。「光る折り紙」を開発と報じられた【6266】タツモが一時ストップ高の急伸となったほか、ロボット関連の一角【4312】サイバネットシステム、ミラーレス車の実用化に関する一部メディアの記事で取り上げられた【3653】モルフォもストップ高に。
また、後場からは一部テーマ株が息を吹き返し自動運転関連から【3663】アートスパーク、【4667】アイサンテクノロジー、ZMP上場からの思惑ある【8462】フューチャーベンチャーキャピタルなどが急伸。民泊から【3300】AMBITION、【1435】インベスターズクラウドなどの上昇が目立った。
日経平均は不心理的節目の1万7000円を回復し、これを維持して終了。1万7000円台を乗せたことにより、国内だけ見れば目先の更なるリバウンド期待が高まるかとは思うが、今晩の休場明けの米市場の動き次第では再び下げに転じる可能性も。結局は外部環境に左右される相場がしばらく継続しそうだ。