本日の日経平均株価は632円安と大幅反落。後場の日経平均、原油安や円高の進行を嫌気からのリスク回避ムードが継続したほか、上海総合指数の軟調推移などもあり、先物主導で一段安となりほぼ安値引け。幅広い銘柄が売られ全面安商状となった。業種別では、全33業種の全てが下落し、値下がり上位には鉱業、海運業、不動産業、石油石炭製品などが並んだ。
個別では、前日の引け後に株式分割の実施を発表した【3134】Ｈａｍｅｅ 、「拡張現実（AR）」関連株として注目を集めた【4312】サイバネットシステムがストップ高。ミラーレス車の実用化に関する思惑の【3653】モルフォ、前日発表の12月の月次動向を好感された【2124】ジェイエイシーリクルートメントなどが逆行高に。一方、創業者からの株主提案で先行き不透明感が嫌気された【2193】クックパッド、前日調整一巡からストップ高の自動運転のテーマ株、【3663】アートスパーク、【4667】アイサンテクノロジーなどがストップなど大きく値を下げた。
人気のテーマ株からはドローン関連。【2303】ドーン、【4316】ビーマップがストップ高。フィンテック関連から【3778】さくらインターネットが買い優勢となった。
引け後欧州株は全面安の流れから先物は更に下げ幅を拡大中。先日先物で付けた1万6400円台の安値を割れ今晩には1万6000円割れの可能性も。今は完全なるセリクラ待ち。下手に押し目を狙うのは極力避けるのが一番かと思う。後は来週の日銀会合でサプライズがあるかも今後の焦点となりそうだ。
