前場の日経平均株価は53銭安と3日ぶり反落。前日の米市場が原油価格の下落などを受けて下落、これを受けて日経平均もの利益確定売りが先行。ただ、売り一巡後は日経平均ははすぐさま押し目買いが入り下げ幅を縮小、その後は1万7800円を挟んでのもみ合いとなり終盤にかけてはほぼ前日±0の水準まで下げ幅を縮めた。業種別では、その他金融業、鉄鋼、情報・通信業、不動産業が値上がり率上位に。一方、銀行業、空運業、海運業が値下がり率上位となっている。
個別では、田辺三菱製薬と組んで糖尿病などが原因で発症する「重症虚血肢」の治療薬を発売すると報じられた【4563】アンジェスMGが連日のストップ高。ブラジルなど中南米を中心に流行している感染症「ジカ熱」の緊急事態宣言で蚊駆除思惑から【4998】フマキラーが大幅高のほか、網に虫が嫌がる成分を練りこんだ網戸を製販する【4243】ニックスがストップ高買い気配に。また、前日決算発表を好感する動きから【9517】イーレックス、【6920】レーザーテックなども急伸、上昇率上位に。
テーマ株からは5G関連の【3852】サイバーコムが値を飛ばし、自動運転の【3663】アートスパーク、決算好感ZMP思惑の【8462】フューチャーベンチャーキャピタルなどの上昇が目立つ。一方でフィンテック関連の【3853】インフォテリアは信用規制が嫌気され大幅反落。
後場の日経平均はプラス転換期待。25日移動平均線に接近するとしっかり押し目買いが入り底堅い展開。やや上値の重さも気になるがトレンド転換した可能性はかなり高いかと思う。今週中の1万8000円台奪還に期待!