前場の日経平均株価は617円安と大幅続落。原油安を背景にした米株安や円高を受け朝方から売り先行、その後も先物主導で下げ幅を拡大し、一時は600円超安。東証一部の9割が値下がりの全面安商状となっている。業種別では、
個別では、ジカ熱拡大への懸念強まりジカ熱関連。防虫効果のある網戸用の網を展開する【4243】ニックスが前日のストップ高に続き一時ストップ高の大幅上昇。田辺三菱と国内で遺伝子治療薬を発売と報じられ材料視されている【4563】アンジェスMGが前日まで2日連続ストップ高の本日一時ストップ高のこちらも大幅高に。また、前日の決算発表を好感された【6848】東亜ディーケー、ケー、【6674】GSユアサ。野村證券が格上げ、「Neutral」→「Buy」目標株価を680円に設定した【3941】レンゴーなどが逆行高となっている。
テーマ株からは、VR・AR関連の中で本命視されている【4312】サイバネットシステムがプラス推移となっているほか、ドローン関連の一角【6888】アクモスは決算から大幅高、【3681】ブイキューブは日本マイクロソフトとの協業からストップ高。これに刺激を受けたか【4316】ビーマップ【2303】ドーンもプラスでの推移に。
再度原油安をきっかけに大幅下落。仕掛け的な売りだと思うが想定以上に戻りも弱く、マイナス金利導入で復活仕掛けた個人投資家のマインド悪化にも繋がりそうだ。後場も不安定な相場を想定し、地合いに悪さにあまり影響されない材料株、テーマ株での値幅取り狙い。主力は今後の相場の先行きが不透明なだけに様子見に回ったほうがいいだろう。