本日の日経平均株価は559円安と大幅続落。後場も前場の原油安からの米株安を背景にした地合い悪化の流れを継続。売り先行で始まった後に原油相場持ち直しの動きから下げ幅を縮小する場面もあったが、前場の投資家心理は悪化しており戻りは限定的となった。業種別では、石油石炭製品を除いた32業種が下落。値下がり上位には証券商品先物、鉄鋼、機械、輸送用機器などが並んだ。
個別では、アクサスHDの上場承認を好材料視されている【3331】雑貨屋ブルドッグが連日のストップ高。また、多言語対応注文支援システム 「グルくる」の注文管理装置・方法で特許を取得を発表した【2479】ジェイテックもストップ高に。その他、10-12月期の堅調な決算を受けた【3626】ＩＴホールディングス、同じく前日決算内容を評価された【9613】エヌ・ティ・ティ・データや【6703】沖電気工業。16年6月期の連結経常利益を上方修正した【3660】アイスタイルなどが買い優勢となった。
後場もほぼ安値付近でのもみ合いとなったが節目の大台と意識される1万7000円台は割れず。目先はここが下値のメドとして意識されそうだがこのラインが割れた場合再度パニック的な売りに発展することも警戒しておきたい。
しばらくはまた原油動向に翻弄される地合い。ボラティリティの高い展開となりそうだ。物色としては今日の動きを見る限りでは材料株、決算銘柄中心に値上がりが目立った。明日も引き続き好業績、材料株中心。また、テーマ株が本日は思ったより弱い動きとなったがこちらもそろそろ地合いが地合いだけに短期資金が向かう可能性ありチェックしておきたい。
