前場の日経平均株価は192円高と続伸。前日の欧米株高、円高・ドル安の流れを好感し買い先行でのスタート。一巡後は今日から開催されるG20を控えやや様子見ムード。為替が円高に傾いたことなどから上げ幅を縮小する展開となっている。業種別では、鉄鋼、小売業、電気機器が値上がり率上位に。一方で、ゴム製品、卸売業、ガラス土石製品などが値下がり率上位となっている。
個別では、上場3日目の【3930】はてながストップ高。サムスン電子のフラグシップスマホに静止画撮影技術が採用された【3653】モルフォ、新作スマホアプリ『恋スル龍神サマ』の配信開始を発表した【3823】アクロディアや同じく新作アプリの「東京ダンジョン RPG ひめローグっ!」の配信を開始すると発表した【2656】ベクターなどが急伸している。
テーマ株などでは、ジカ熱関連の一角、【4243】ニックス、そして株式新聞は1面トップ記事で、「水素・燃料電池展」に出展する低位株のひとつとして取り上げられた水素関連の【6495】宮入バルブ製作所が人気を集める。
後場は週末要因にG20を控え、これら要因からやや上値が重いことが想定される。新興市場は主力に資金が流れやや資金抜けの状態となっており、直近人気のテーマ株は下落が目立ち、値幅取りにはやや厳しい状況。今日のところは素直に様子見が無難か。