前場の日経平均株価は109円安と続落。前日の米市場が下落から売りが先行したほか、前場ザラ場中に発表された2月中国製造業購買担当者景況指数(PMI)が市場予想を下回り投資家心理も悪化から下げ幅を拡大。節目の1万6000円を割れての前引けとなった。
個別では、16年3月期営業益予想引き上げ2期ぶり復配を好感された【7920】三浦印刷や自社株買い発表の【6677】エスケーエレクトロニクスなどがストップ高となったほか、ベネッセが株式取得で関係強化を好材料視されたセキュリティ関連の【3857】ラックが一時急伸した。また、LOHACO事業拡大で2月売上高2桁増の【2678】アスクル、東海東京調査センターガレーティング引き上げ目標株価6980円で新規カバレッジ開始した【2222】寿スピリッツなどが買い優勢となっている。
テーマ株からは仮想通貨関連(ビットコイン)注目でもある【8732】マネパを筆頭に、仮想通貨交換所の運営等を行う子会社設立を材料視されストップ高の【3825】リミックスポイント、【3691】リアルワールド、【3696】セレス、【6172】、メタップス、【6180】GMOメディアなど軒並み上昇となっている。