本日の日経平均株価は63円安と4日ぶり反落。後場は昼休み中の先物の上昇を受け買い先行で始まったものの直後売り優勢に。売り一巡後は再び下げ渋り戻り歩調となり後場寄りの高値付近まで戻したが、週末要因や17日に控える産油国会合を見極めたいとの動きもあり大引けにかけて利益確定売りに押された。業種別では、パルプ・紙、建設業、空運業が値上がり上位に。一方で、鉱業、銀行業、電気機器などが値下がり上位となった。
個別では、好調な決算、大幅な増配を好感された【7811】中本パックス、KDDIのグループ会社Supership・アップベイダーと業務提携を発表した【6047】Gunosyがストップ高となった。正午に決算発表。首都圏エリアを商圏とする「シュクレイ」などが好調、16年3月期通期売上高が2桁増を好感された【2222】寿スピリッツ、熊本地震に対する住居支援を行なうと発表した【8889】アパマンショップなどが買い優勢となったほか、大幅営業増益決算を好感の【3606】レナウン、かつての有名仕手株、k氏銘柄で有名な【4406】新日本理化などが大幅高となった。
来週は14~15日開催のG20(20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議や、17日の産油国会合の結果を受けての動きに注目。特に問題なく通過しても21日には海外の重要指標やECB理事会などが控えおり、週前半はやや様子見ムードが強くなる可能性が高そうだ。