前場の日経平均株価は604円安と5営業日続落。先週の日銀の現状維持発表からの失望から急速に円高が進行を嫌気されたほか、先週末の欧米株安を嫌気されほぼ全面安の展開。一時は節目の1万6000円割れ。売り一巡後は下げ渋るものの、明日から再度連休ということも影響してか押し目買い、戻りは限定的となっている。業種別では、全33業種全てが下落。値下がり上位には、電気機器、輸送用機器、ガラス土石製品などが並んでいる。
個別では、富士通が1株1495円でTOBを実施の【3828】ニフティや先週末上方修正の発表のあった【9980】マルコがストップ高。中国平安グループ傘下入り、決算などを好感の【3624】アスコットが4営業日連続のストップ高となった。また、越境EC関連とゲーム｢神の手｣期待のある【6176】ブランジスタ、同じく越境ECの【3134】Hamee。レオスの大量保有が伝わっている【6187】LITALICOなどの大幅上昇も目立っている。
その他、人気のテーマ株などからは自動運転の【3663】アートスパーク、ZMPの【8462】FVC。ドローン関連の【2303】ドーン。バイオ関連から【4594】グリーンペプタイドが大幅上昇。【4565】そーせいグループなどがプラス転換。【3914】ジグソーなどテーマの一角、人気の成長株にはしっかり買いが入っている印象だ。他にもマイナス圏にはいるものの、【3653】モルフォなどの戻りも強い。
