前場の日経平均は86円高と7営業日ぶり反発。先週末の米4月雇用統計は市場予想下振れも米株は上昇、円安を背景に買いが先行した。直近、大幅下落の影響からの自律反発、押し目買いから一時は186円高まで上げ幅を拡大させたが、一巡後は円安の一服、中国株安などから徐々に上げ幅を縮小させた。業種別では、不動産業、ガラス土石製品、小売業が値上がり上位に。一方で、鉄鋼、保険業、空輸業が値下がり上位となっている。
個別では、16年1-3月期営業利益は通期計画を大幅超過となった【2693】YKTや「ポケットドクター」で関心が高い【6034】MRTは、16年3月期は営業益2億円と報じられストップ高。また、上方修正発表好感の【1906】細田工務店や子会社ガルチ開発の「真空管ドールズ」のリリースを材料視された【3904】カヤックなどが大幅高となった。一方、16年3月期最終損益82億円への赤字修正を嫌気され【9783】ベネッセが大幅安。三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティングを「Underweight」に引き下げ、目標株価2000円→800円bを嫌気された一時ストップ安となった。
本日もやはりテーマ株が大人気。バイオ、越境EC、人口知能(AI)関連。その他、先程別記事で紹介のデジタル教科書関連やワンタイムパスワードなど後場もテーマ株中心の循環の乗りコツコツと値幅狙いが有効かと思う。