本日の日経平均株価は155円安と続落。原油安から米市場が下落したほか、為替相場のやや円高に振れたことから売り優勢。一時は下げ渋る場面があったものの、今週控える伊勢志摩サミットを前に様子見ムード。後場一段安と積極的な売買は手控えられた。なお、東証1部の売買代金は1兆6600億円と今年最低水準を記録した。業種別では、値上がりはパルプ・紙、空運業の2業種のみ。一方で、保険業、鉱業、非鉄金属などが値下がり上位となった。
個別では、東証1部に指定替えを発表した【7525】リックスがストップ高。LINE業務提携の【2484】夢の街創造委員会やIoTゲートウェイ機器向けソフトウェアソリューション発売の【3913】sMedio が一時ストップ高の大幅高に。また、株主優待制度の拡充を発表した【3196】ホットランド、大規模自社株買いを好感された【7769】リズム時計などが買い優勢となった。
テーマ株ではバイオ株から第二の【4565】そーせいとも言われ【4589】アキュセラ・インクが連日の大幅高と人気を集め株価は青天井モードへ。
サミットの結果待ちから主力は手掛け難く、個人主体の新興が人気を集めるかとも思ったが新興も下落と全体的にあまり雰囲気はよくない状況となっており、明日も主力、新興とも要警戒。人気銘柄の急騰からの急落の間隔も早くなっており、目先は短期売買中心、あまり引っ張らず立ち回るスタンスで臨みたい。