本日の日経平均は233円高と4日続伸。後場は寄りから買いが先行すると1ドル=111円台前半への円安基調を一段高の高値引けとなった。業種別では、パルプ・紙、輸送用機器、ガラス土石製品が値上がり上位に。一方、値下がりは空運業、鉄鋼の2業種のみ。
個別では、「神の手」の事前登録開始の【6176】ブランジスタや中国子会社が保有する固定資産を深セン政府に譲渡を前向きに対応することなどを材料視された【6620】宮越ホールディングスなどがストップ高。子会社ブランジスタの急騰を刺激に【4346】ネクシィーズもストップ高となったほか、新作LINEスタンプがセールス1位を獲得した【3686】DLE、ニュース配信アプリ「ニュースパス」の提供を開始すると発表した【6047】Gunosyなどが大幅高に。
人気テーマ株、バイオ、人口知能(AI)、自動運、期待の成長株などからは【4565】そーせいグループが堅調に推移したほか、【3653】モルフォ、【3696】セレス、【3905】データセクション、【3690】ロックオン、【6182】ロゼッタなど上昇。新興全体が賑わう展開となった。
日経平均はポイントとなった節目の1万7000円台を回復。ただ全体相場は売買が低調で、先物主導がメインでありしっかり腰の入った買いとは思えない。ここからは2次補正予算の規模などで材料、サプライズがないともう一段の上昇はやや厳しいか。日経平均は上昇してるものの引き続く油断せず、今はまだ短期売買中心で今後の方向性を探っていくのが安全かと思う。