前場の日経平均株価は432円安と3日続落。EU離脱懸念からの欧米株安、円高進行を嫌気され一時は500円超安。節目の1万6000円台に接近する場面もあり全面安商状となっている。FOMC、日銀会合控えこれら見極めの動きもあり、売り一巡後も積極的な押し目買いには乏しい印象だ。
個別では、先週末に発表上方修正好感の【9425】日本テレホンや決算好感の【4026】神島化学工業がストップ高。タカタの代替需要を狙い生産能力増強の【7208】カネミツなどが先週末につぐストップ高となった。また、ヤフーによるTOBを引き続き材料視の【3658】イーブックや東証1部への市場変更を材料視の【7419】ノジマが大幅高。ランサーズとの提携や「攻めのIT経営銘柄 2016」への選定が材料視され今期2桁増収増益見通しの決算から【3134】Hamee、上期経常が53%増益で着地の【6049】イトクロなどの上昇も目立っている。
後場は引き続き為替動向には注意を払いつつ、材料株、中小型株物色の短期売買のスタンスを継続。