前場の日経平均株価は415円高の大幅続伸し、節目の1万6000円台を回復。前日の欧米市場の上昇や円安基調、政策期待を背景に朝方から買いが先行。一時は500円高まで上げ幅を拡大したが、買い一巡後はやはり2日で上げ幅1000円超ということもあり一旦の利益確定売りなどから伸び悩んだ。
個別では、3-5月期(1Q)経常は18倍増益で着地の【6322】ローツェや前日も人気化したリニア関連の【6397】郷鉄工所などがストップ高。また、ゲーム関連、【18】キミトツナガルパズルの中国展開を発表した【3664】モブキャストや決算期待から直近IPOの【3541】農業総合研究所などが一時ストップ高の大幅高に。その他、16年5月期営業利益は従来予想上振れの見込みの【2459】アウンコンサルティング、リニア関連【1811】銭高組などの上昇も目立った。
後場は急ピッチな上昇からの利益確定売りに警戒。ただ、特段売り込まれる材料も現状はないだけに押し目は狙い目。特に政策に関連した銘柄などは要注目。