本日の日経平均株価は66円高と続伸。後場の日経平均はやや売りが先行したものの、その後先物主導で高値を更新。買い一巡後は伸び悩むも週末の日銀会合でのETF増額などを背景に大引けにかけ締まった。業種別では、銀行業 情報・通信業、精密機器が値上がり上位に。一方で、証券商品先物、空運業、ガラス土石製品などが値下がり上位となった。
個別では、ソーラーフロンティアと国内での太陽光発電事業の推進に向けた協業で基本合意したと発表した【3647】ジー・スリーやリニア関連【6397】郷鉄工所、決算好感から【7185】ヒロセ通商などがストップ高。また、慶応義塾先端科学技術研究センターとの共同開発で、「自重補償機構」技術を用いたロボットアーム型重量キャンセル搬送装置の試作機が完成したと発表した【6721】ウインテスト。決算、自社株買い発表も評価された【7741】HOYAなどが大幅高となった。
明日は政府の経済対策の閣議決定が予定されているがこれに関してはほぼ織り込み済みだと思われるが、日銀によるETF買い入れ額を6兆円に拡大したことで下値は堅く推移すると思われる。物色は週末、本日と好調なメガバンクなど引き続き戻りへの期待が高まる可能性が高いほか、決算が絡んでの個別物色が濃厚。
先週から本日も賑わったテーマ株、電線地中化関連やカジノ関連などは都知事選も終わりそろそろ上昇一服の可能性も。ここからはの深追いは控えておいたほうがいいかと思う。