本日の日経平均株価は244円安と大幅反落。後場は一段安と債券市場で売りが強まって長期金利が上昇。これを嫌気して株価が下げ幅を拡げ、為替も円高に振れ軟調に推移。ETFの買い入れ増額、日銀によるETF買い期待はあったものの、戻りは鈍く引けにかけ一段安の安値引けとなった。業種別では、33業種全て下落。値下がり上位は鉱業、銀行業、非鉄金属。
個別では、個人情報の暗号化と復元・保存に関する新たな特許取得と報じられた【3909】ショーケース・ティービーがストップ高。後場からは久々に｢神の手｣期待で賑わった【6176】ブランジスタに資金入り大幅高となったほか、【4346】ネクシィーズグループも一段高。
その他、デジタル教科書関連の【3933】チエル。人口知能関連の【6182】ロゼッタなど新興市場銘柄の一角に資金が入ったほか、【6495】宮入バルブ製作所、【6721】ウインテストなど仕手性強い銘柄への資金が入ったいたように思える。
本日安値引けと全体的の雰囲気はあまりよくない印象。案の定引け後に先物は大きく下落している状況。明日も大きく下げるようなら日銀のETF買いを引き続き意識したトレード。大幅GDスタートなら寄り付きの突っ込み買いもありとみる。物色はやや資金が戻りつつあった新興銘柄に注目しつつ、引き続き決算手が掛かりからの個別物色。仕手性強い銘柄への資金流入も引き続き期待できるかと思う。
