前場の日経平均株価は62円安と3日続落。原油安の一服、米市場が8日ぶりに反発したことを受け買いが先行したものの、買い一巡後は1ドル=100円台の後半へ円高へ振れたことからマイナス圏へ。その後下げ幅を拡大させ一時節目の1万6000円台を割れる場面もあった。
個別では、上方修正好感の【6266】タツモや親会社のイトーキが1株240円でTOBを実施することを発表し【7432】ダルトンがストップ高。また、東京五輪での野球・ソフトの復活を材料視され【8135】ゼット。手掛かり材料難、仕手性強い銘柄に資金が集まる今の地合いのなかで、【4779】ソフトブレーン、【7946】光陽社など一時急伸。また、中国で日本式スーパー銭湯ブームとの一部報道を引き続き材料視された【2340】極楽湯なども一時ストップ高を付けた。
後場は明日控える雇用統計発表を前に様子見ムードが継続する可能性が高い。ETF買いの期待もあるが昨日、一昨日の動きを見た通り過度の期待は禁物。雇用統計の結果を見極めるまでは短期売買に徹しておくのがベストかと思う。