本日の日経平均株価は184円と大幅反発。後場は前場の好地合い引き継ぎ買い先行で始まると、先物主導で上げ幅を拡大し、一時節目の1万7000円に接近する場面も。ただ、引けにかけては週末要因も意識されやや上げ幅を縮小した。業種別では、気・ガス業、水産・農林業、サービス業が値下がり上位に。一方で、銀行業、その他製品、陸運業が値下がり上位となった。
個別では、 フォトライフ研究所がTOB実施の【6075】フォトクリエイトや病院用ベッド市場に参入の【7813】プラッツがストップ高。CFRTPシート材の成形可能な真空プレス装置を開発を発表した【6327】北川精機や昼休み中に分割を発表した【6184】鎌倉新書が後場ストップ高まで買われた。
また、上方修正【7946】光陽社。ゴールドマン・サックス証券では新規にコンビクション・リストに採用の【8174】日本瓦斯が大幅高。場中に決算発表のあった【2384】SBSホールディングが後場急伸となった。
日経平均は夏枯れ相場、週末要因が意識されるなかで後場一段高と強い動きが目立っており、週明け一旦節目の1万7000円台乗せの可能性もありそうだ。ただ、為替は引き続きそれ程円安には傾いて仕掛け的な買いの可能性もあり。例え週明け1万7000円乗せてきたとしても迂闊に飛びつくのはやや注意。
しばらくはここ最近人気を集める決算手掛かりにした銘柄や材料株。値動き軽い仕手性強い小型株などをメインにした短期売買の立ち回りが週明けも安定だと思う。特に本日初動と思われる大幅高した銘柄などの来週も要注目!