本日の日経平均162円高と大幅反発。後場は前場の円安からの好地合いを引き継ぎ一段高。やや買い先行で始まるとジリ高の展開に。円安から主力の輸出関連企業のほか、銀行株が大幅上昇した。業種別では、銀行業、電気・ガス業、証券商品先物が値上がり上位に。一方で、医薬品、小売業、金属製品が値下がり上位となった。
個別では、大腸がん幹細胞を抑制する化合物創出を引き続き材料視の【4572】カルナバイオが一旦は寄るも3日連続のストップ高となったほか、がんペプチドワクチンに関する特許発行を材料視された【4594】グリーンペプタイドが後場急伸ストップ高に。直近人気、値動きの軽い中小型株では、仕手性強い【6336】石井表記、【4112】保土谷化学工業が大幅上昇。また、新潟県知事の出馬撤回の思惑から【9501】東電、モルガンが新規に強気、2段階格上げ、ポケモンGOプラスの思惑もある【6767】ミツミ電機、有機EL関連の出遅れ【6298】ワイエイシイなどの上昇も目立った。
後場は小幅ながら一段高。週末に雇用統計を控えるものの、今晩の週末に控える雇用統計前哨戦であるADP雇用統計の結果が良好であれば更なる円安進行、一度1万7000円台も試す展開も想定。
物色は今日の流れを考えると主力も気になるところだが、やはり雇用統計前というリスクを考えれば引き続き好調な材料株、中小型株で値幅取りがやはり安定するかと個人的には思う。