本日の日経平均株価は243円安と大幅反落。後場は昼休み中の先物下げ渋りを受けやや買いが先行、その後は日銀によるETF買いへの思惑もあり下げ幅を縮小も、週末要因もあり買いは続かず戻りは限定的となった。業種別では、石油石炭製品、不動産業、鉱業が値上がり上位に。一方で、電気・ガス業、海運業、その他金融業が値下がり上位となった。
個別では、昼に材料発表があり急伸した【5216】倉元製作所が引け前ストップ高まで買われたほか、ブロックチェーン金融のQUOINE社と資本業務提携を引き続き材料視の【3798】ULSグループや米Zeptor社にTDKが出資、同様にZeptor社に出資している【9478】SEホールディングスなどが一時ストップ高の大幅高となった。
また、全体的な手掛かり材料難のなか、個人の買いが向かいやすい中小型株からは【6881】キョウデン、【4317】レイ、【8225】タカチホなどに怪しい買いが入り後場大幅高となった。
一日で前日分の上げ分を帳消し。個別に買いは入るものの、円高警戒、ドイツ銀行問題など先行き不透明感を考えると週明けも無理せず様子見、もしくは短期売買を中心の立ち回りに徹するのが無難だと思う。また、来週は来週の9月日銀短観や米9月雇用統計も控えるだけにイベント前後での売り仕掛け的な動きには要警戒。
