本日の日経平均株価は91円安と4日続落、そして年初来安値を更新。朝方はSQ算出に絡む買いから買い先行も一巡後はマイナス転換。後場には一段安と引き続き地政学リスクの高まりや米株の下落が重しとなった。
個別では、前日の決算・増配好感の【5817】JMACSがストップ高となったほか、TOB価格にサヤ寄せする動き継続の【8245】丸栄が大幅高に。また、メディア事業における恋愛マッチングサービス「Omiai」の3月累計会員数が大幅増の【6175】ネットマーケティングや株式分割を好感された【3030】ハブ。上方修正好感の【3688】VOYAGE GROUP、【3194】キリン堂ホールディングスなどの上昇も目立った。
一方で前日の決算内容を嫌気された【4920】日本色材工業研究所、【7544】スリーエフがストップ安とになり、引き続き直近急騰の反動から防衛関連が軒並み値を下げた。
来週は15日に北朝鮮金日成国家主席の生誕105周年からの北朝鮮の動きがどうなるか。特に何もなく通過となれば一旦の買い戻しの可能性もあるかと思う。ただし、地政学リスクは依然として燻っており、例え自律反発となっても戻り売りを警戒。
水準的にはそろそろ底打ちも期待感も出てきてはいるものの、明確に買い向かう材料が出ない限りは地合いにあまり左右されない材料株などで短期売買のみに専念しておくのが無難なところかと思う。