【7269】スズキ
12月のマルチスズキ(MSIL)の自動車販売台数は、110 千台(前年同月比21%増)と堅調を持続、国内販売も同 13%増となった。インドでの物品減税措
置終了(14/12まで)を前にした駆け込み需要が多少含まれている可能性があるが、堅調な販売が継続しているという印象。
昨年導入された物品減税措置は14年12月末で終了となり、減税措置終了前の駆け込み需要が12月の販売には一定程度含まれている可能性が高い。15/1以降は一定の反動減が予想されることから、販売は一時的に落ち込む可能性は認識する必要がある。しかし、マクロ環境的には、原油安は、原油の純輸入国であるインドのガソリン価格の下落をもたらすことに加え、利下げによる購買意欲の活性化なども予想される。スズキのインド事業はまだ高成長局面が続く可能性が高い。