前場の日経平均は35円安と反落。前日の米株安から利益確定売り先行でスタート。売り一巡後はプラスに切り返す場面もあったが、3月の中国HSBC製造業PMI速報値悪化を受け受けて下げ幅を拡大。それでも配当権利取りが控えてるほか、根強い先高期待から押し目買いも入り下げ幅を縮小している、業種別の値下がりで目立つのは、その他金融や海運、その他製品、保険、銀行など。値上がりでは鉱業や医薬品、石油・石炭製品が上位。
個別では、新作ゲームアプリ「バトルブレイブ」を期待する動きから【3823】アクロディアがストップ高となったほか、前日に続きアルツハイマー型認知症治療剤のフェーズ1試験結果が好材料視され【4523】エーザウが続伸。その他、上値抵抗の26週線を突破し、【2121】ミクシィの反発基調。上方修正や増配を好感され【5715】古河機械金属も買われている。
日経平均は2万円にタッチするとみているが、テクニカル面での過熱感は否めない。権利行使価格1万9500円以下のプット・オプションの建て玉が増えており、下げを想定する動きが出ているとの一部報道も。