本日の日経平均株価は16円高と小反発。円高を嫌気、一時127円安まで売られる場面があったものの、日銀によるETF買いの思惑や企業業績や好需給への期待感から押し目買いが入り日経平均はV時回復。引け際にプラス圏へと浮上する展開となった。業種別では、鉱業、銀行業、石油・石炭製品の上昇が目立つ一方、空運業、精密機器、小売業などが下落。証1部の出来高は25億4007万株で、同売買代金は2兆8158億円。騰落銘柄数は値上がり1064銘柄、値下がり680銘柄、変わらずは136銘柄となった。
個別では、超電導フライホイール蓄電システムの試運転を開始を好感された【7709】クボテック、IoT/mPOS決済インフラサービスを事業者向けに開始の【3776】ブロードバンドタワー、【2743】ハイブリッド・サービスは取引関係先のルクソニア完全子会社化などからそれぞれ急伸、ストップ高。特段の材料は確認されていないが特定資金介入のような動きから【8215】銀座山形屋、【7919】野崎印刷紙業などが急伸した。
全体的には日米決算を前に手控えムードが広がる一方で銀行など相対的に出遅れているセクターや銘柄への買いが強い一日となった。明日以降も水準訂正の流れが強まってくる可能性があり、銀行株、地銀株の動きには注目しておきたい。
