前場の日経平均株価は5円安と小幅に続落。前週末の米株安やギリシャ債務懸念などから売り先行スタートし、下げ幅は一時150円を超え1万9500円を下回った。ただ、一巡後はETF買いなどを意識した個人の押し目買いなどから急速に下げ幅を縮小した。業種別では、原油価格下落で鉱業が下落率トップとなっているほか、不動産、証券、金属製品、その他金融業が先週末比1%超の下げとなっている。一方、スカイマーク支援の流れが固まりつつあることや、原油価格下落などを材料に空運が上昇率トップとなった。
個別では、公明党が自民党のカジノ法案提出を容認からカジノ関連の一角【7836】アビックスが一時ストップ高の上昇を見せたほか、【2767】フィールズや【9816】ストライダーズなども大幅上昇。その他、BOOKSMARTで集英社コミックの配信開始を発表した【4829】日本エンタープライズ、信用規制解除への先回りの買いから【6031】サイジニアなども急伸した。
ドル・円は118円86銭付近、ギリシャ債務問題への警戒感から上げ渋る展開となっており、再度売り仕掛けなどを警戒。後場は先物の動向を注視!