前場の日経平均は246高の大幅続伸。低調な経済指標を受けた米国市場、米利上げ時期が来年にずれ込むとの観測が強まり大幅上昇。この流れを受けて日経平均も朝方から買い優勢となった。日経平均株価は前日比203円高で寄り付いたが、その後も堅調に推移、一時上げ幅は300円超まで広げる場面も。業種別では、不動産業、その他金融業、倉庫運輸関連、その他製品などが値上がり上位に。一方、値下がりは小売業、1業種のみの値下がりとなった。
個別では、15年7-9月期営業利益は前四半期比5割増との観測伝わった【3912】モバイルファクトリーや上場2日目の【6177】ＡｐｐＢａｎｋがストップ高となった。また、【3914】ジグソーが一時急伸し、年初来高値を更新したほか、米グーグルと共同で米ゲーム会社に出資したと報じられた【7974】任天堂、韓国PlayWorks Corporationの開発したスマートフォンゲーム「Arcane（アーケイン）」のiOS版及びAndroid版のサービス提供に関しライセンス契約を締結したと発表した【4777】ガーラなどの上昇も目立った。
米利上げ観測後退から日経平均は大幅反発も本日は週末。また、9月中間決算の本格化を控えてることなどを考えると後場はやや様子見ムード。上げ幅を縮小、またはこう着感の強い相場展開になる可能性が高そうだ。
