本日の日経平均株価は484円高と3日ぶり大幅反発。後場も前場の原油上昇からの欧米株高からの好地合いを引き継ぎ買い優勢で始まるとその後は更に上げ幅を拡大し、心理的節目1万9000円台を回復。そのままほぼ本日高値圏で推移した。業種別では、引き続き空運業の1業種除いた32業種が上昇。証券商品先物、輸送用機器、銀行業、銀行業が値上がり率上位となった。
個別では、金融とITを融合したフィンテック関連株として【3778】さくらインターネット、【3655】ブレインパッドがストップ高、【6172】メタップス、【3623】ビリングシステムなども上昇。決算、デンソーとの業務提携の【3653】モルフォは3日連続のストップ高となったほか、後場からはサントリー天然水のプロモーションサイトを企画・制作を発表した【3904】カヤック、セキュリティ関連の一角【4736】日本ラッドなどの上昇も目立った。一方、前日新規上場の【3925】ダブルスタンダードや直近上昇の目立った【8462】フューチャーベンチャーキャピタルなどがストップ安まで売られた。
明日は今晩に発表を控えるFOMC、イエレンFRB議長の会見後の米市場の動きに注目が集まる。本日の上昇は利上げ後の米株上昇後の先読んだ動きとの見方もあったが、発表後に再度大きく売られる展開も最悪想定しておいたほうが個人的にはいいと思う。兎にも角にも明日の動きは年末へ向けての相場に大きく影響を与える可能性が高くかなり重要な一日となりそうだ。