前場の日経平均株価は395円高と3日ぶり大幅反発。原油価格の上昇からの欧米株上昇を背景に日経平均も朝方から大幅GUスタート。買い一巡後はややもみ合うも前場引けにかけ先物主導での上昇を受け上げ幅を拡大し、幅広い銘柄が買い戻し優勢の展開となっています。業種別では、空運業の1業種を除いた32業種が上昇。証券商品先物、情報・通信業、保険業、銀行業などが値上がり率上位となっています。
個別では、【4689】ヤフーが【2450】一休の買収を発表、完全子会社化を目指して全株式を取得する計画。TOB価格は3433円で【2450】一休はこれにサヤ寄席する動きからストップ高に。また、旭化成ファーマとの共同研究におけるマイルストーン達成に伴う一時金の受領が確定したと発表した【4579】ラクオリア創薬。名古屋商工会議所が「商工会議所向け検定試験管理システム」を採用を材料視された【2351】ASJなどもストップ高となった。また、直近人気の材料系、中小型株の一角【3853】インフォテリア、【6314】石井工作研究所、【2667】イメージワンなども大幅上昇と引き続き人気を集めている。
前場は原油上昇からの欧米株高を好感されたが、今晩控えるFOMC後の米市場の上昇を予想した買いも入っている模様。ただ、後場はここからの一段高はさすがにFOMCの結果発表までやや厳しい気もする。急落中に仕込んだポジションは年末へ向けての株高期待からホールドで問題ないと思うが、新規買いはしっかりFOMC後の動きを見極めてからの方が無難かと思う。
