本日の日経平均株価は104円高と6日ぶり反発。後場は買いが先行、しばらくもみ合った後に先物主導で上げ幅を拡大。大引けにかけては上海総合指数の下落などが重しとなりやや上げ幅を縮める展開となった。また、休暇入りしたとみられる内外の投資家も多く、出来高・売買代金とも今年最低を記録した。業種別では、パルプ・紙、海運業、電気・ガス業、鉄鋼などが値上がり率上位に。一方、値下がりはゴム製品、食料品、小売業の3業種のみとなった。
個別では、前場から上昇の目立っていたフィンテック関連の一角【3778】さくらインターネット、【3917】アイリッジなどが後場一段高となり【3778】さくらインターネットはストップ高まで上昇。自動運転関連からは前場の【3663】アートスパークに続く【4667】アイサンテクノロジーがストップ高まで買われた。その他、本日は多数の中小型株の上昇が目立ったが、【8704】トレイダーズホールディングス、【2323】fonfun、【3742】ITbookなどが値上がり率上位に。ボロ株の一角、【7853】フード・プラネット、【8894】原弘産、【9318】アジア開発キャピタルなども値上がり上位に並んだ。
今年も大納会を入れて後2営業日。本日は直近下落の反動から買い戻しもここから更に一段高にはやや難しいかと思う。指数を持ち上げるには外国人投資家の参戦も必須。既に休暇入りした内外投資家も多くこう着感の強い相場展開になると予想。明日も本日同様に個人を主体としたテーマ株、中小型株へ短期資金が集まる可能性濃厚で、継続して短期売買中心に立ち回るのがベストかと思う。また、明日は大引けで【6178】日本郵政、【7182】ゆうちょ銀行、【7181】かんぽ生命がTOPIX組み入れで買い需要が発生するために要注目!