前場の日経平均株価は39円高と6日ぶり反発。先週末の欧米市場はクリスマス休暇から休場となったが、日経平均は連日の下げの反動や先週末で節税対策に関連した売りが一巡し買い戻し優勢の展開。フィンテック関連を始め、自動運転関連、民泊など引き続き資金を集めているほか、幅広い銘柄に買い戻しの動きとなっている。業種別では、海運業、電気・ガス業、パルプ・紙、鉄鋼が値上がり率上位に。一方、ゴム製品、小売業、食料品、サービス業などが値下がり率上位となっている。
個別では、自動運転関連の【4667】アイサンテクノロジー、【3663】アートスパークホールディングスが一時ストップ高、大幅高と先週からの人気継続。フィンテック関連では前場終盤に【3778】さくらインターネットが動意付き大幅高に。【3853】インフォテリアはストップ高。また、増坦規制を先週末に解除されたZMPの上場への思惑などから人気の高い【8462】フューチャーベンチャーキャピタル。介護、ロボなどがテーマの【6977】日本抵抗器製作所の上昇も目立っている。
先週も書いたが日経平均は直近の下げた反動から買い戻し優勢も新規手がかり不足。プラス圏推移も積極的な上値追いは厳しいと思われ、引き続き人気のフィンテック関連、自動運転関連、民泊関連、直近IPOなどを人気テーマを中心とした物色。しっかりした方向感を掴めそうな材料が出るまでは短期売買をメインにした立ち回りを意識!