前場の日経平均株価は126円高と反発。前日の米市場が原油価格の続伸を受け上昇したほか、円弱含みなどの流れを受け日経平均は買い先行スタート。ただ、戻り売り圧力も強く買い一巡後は急速に上げ幅を縮小、米市場では3連休入りを控えてるほか、引き続き原油価格、中国市場への先行き不透明感など動きづらさもあるようだ。業種別では、空運業、鉱業、小売業、石油石炭製品が値上がり率上位に。一方、証券商品先物、保険業、銀行業、輸送用機器が値下がり上位となっている。
個別では、KDDIとスマートフォン向けのメディア事業に関して業務提携すると発表した【6047】Gunosyがストップ高買い気配。鴻海が7000億円規模で買収再提案との報道から【6753】シャープが大幅上昇したほか、前日上方修正&配当も2円増額の【3955】イムラ封筒、同じく前日決算を好感され【1384】ホクリヨウ、【1919】ヤマダ・エスバイエル、【4361】川口化学工業なども買い優勢に。一方、前日フィンテック絡みでの思惑から上昇の【3807】フィスコ、【6634】ネクスグループなどが一時ストップ安などの急落。直近IPO【3927】アークンは3日連続のストップ安に。
テーマ株では、フィンテック関連から【3853】インフォテリア、【3691】リアルワールドが急伸している。
日経平均反発で幅広い銘柄が買われるも、やはり人気はの物色は材料系中小型株などテーマ株、短期的な値幅取り狙いの売買がメインとなっている。週末要因からの手仕舞い売りを警戒しつつ、引き続きテーマ株、中小型物色継続。特にテーマ株は日替わり物色となっているのでそろそろ直近軟調なテーマなども押し目狙いのチャンスかもしれない。
