本日の日経平均株価は93円安と続落。後場の日経平均は中国・上海総合指数が軟調に推移したほか、黒田日銀総裁が参院予算委員会で「現時点で追加緩和の考えはない」とした発言に反応しドル安・円高が進行しマイナス転換し、その後も下げ幅を拡大。大引けにかけやや買い戻しの動きとなるも週末要因などが重石なり戻りは限定的となった。業種別では、空運業、陸運業、小売業、電気・ガス業などが値上がり率上位に。一方、保険業、証券商品先物、水産・農林業、輸送用機器などが値下がり率上位となった。
個別では、前日は決算を発表の内容を嫌気されたものの、自律反発の動きから【8267】イオン。JPモルガンが投資判断格上げの【9831】ヤマダ電機。グループ会社がヤフーと業務・資本提携をした【2389】オプトホールディングなどが上昇。また、前日に日本郵便がデジタルメッセージサービス「MyPost(マイポスト)」の試行的な提供を開始すると発表、ネットから手紙を送れるサービスを展開するデジタルポスト社の関連銘柄として【2352】エイジアが一時ストップ高の大幅上昇、関連銘柄とされる【2321】ソフトフロントも後場一時急伸する動きとなった。その他、後場からエアラブル端末になるジーンズ「ジャカード」を再評価との動きから【9836】リーバイ・ストラウス ジャパンが急伸。ただ、これに関しては仕手性強く、短期筋などの仕掛けの噂も。
後場は最近の地合いの中で逆行高が目立ったテーマ株が総崩れ。フィンテック、自動運転、ドローン、民泊など大幅安、ストップ安などが目立った。息の長いテーマ株として注目は継続で問題ないと思うが、一旦の調整入り、週明けは様子見が無難かと思う。
テーマ株が総崩れは起こしたことにより次に短期資金が何処に集まるか週明け以降まずは見極めへ。普通ならテーマが崩れたことにより主力へ資金の流れが予想できるが日経平均が週明けもGUスタートなら。こちらもまずは様子見がいいだろう。