前場の日経平均は265円高の大幅反発。前日に米市場が一時急落もその後下げ渋ったほか、円高基調の一服、前日の大幅安の反動などから朝方から買い優勢となり、その後上げ幅を拡大。一時272円高の1万6688円まで上昇する場面があった。業種別では、空運業、ゴム製品、ガラス土石製品、電気機器が上昇率上位に。一方、食料品、その他金融業の2業種が値下がりとなった。
個別では、車載向けブラウザ「NetFront Browser NX Automotive Profile」が、英自動車会社ジャガー・ランドローバーの次世代インフォテインメントシステム（ＩＶＩ）のブラウザとして採用されたと発表した【4813】ACCESSや前日16年3月期の連結業績予想を上方修正した【3170】アイセイ薬局がストップ高となったほか、「レイ展2016」の開催への思惑など、値動きの軽さからの特定資金の仕掛け的な動きから【4317】レイが一時ストップ高の大幅上昇。
人気のテーマ株からはフィンテック関連の【3778】さくらインターネット【3853】インフォテリア、【2315】SJI、【3690】ロックオン、【3691】リアルワールド、【3031】ラクーン。自動運転関連から【4667】アイサンテクノロジー、【3663】アートスパークホールディングス。民泊関連からは【8889】アパマンショップ、ZMPの思惑【8462】フューチャーベンチャーキャピタルなどが上昇している。
日経平均は切り返し。今日は一段と出来高が膨らんではいるがもこれでセリクラかは現段階では判断が難しいところ。ただ、陽線引けで終わるようなら一旦は短気的なリバ態勢に入る可能性は高そうだ。
