前場の日経平均株価は575円高と大幅反発。、前日のECBでの欧州追加緩和期待を背景にした米株高や円安を好感し大幅GUスタートし、幅拾い銘柄に買いが入った。大幅GUスタートだっただけに買い一巡後はしばらく上値の重い展開が続いたが引けにかけ上げ幅を拡大。中国・上海総合指数の上昇や来週控える日銀の追加緩和期待なども株価の下支え要因とし機能しているようだ。業種別では、全33業種全てが上昇、値上がり上位には、鉱業、不動産業、鉄鋼、証券商品先物など。
個別では、【4572】カルナバイオサイエンスが大幅反発。同社が研究開発を行っているCDC7/ASKキナーゼ阻害薬の特許出願(新規フラノン誘導体)に関して、日本において特許庁から特許査定通知を受領したと発表しこれを好感。また、前日発表の15年12月期の通期業績予想を上方修正発表の【3912】モバイルファクトリー。16年3月期業績予想の上方修正と期末配当の増額を発表した【2121】ミクシィなども大幅上昇となっている。
テーマ株ではここ最近話題に挙がったAR・VR関連の上昇が目立ち、【4312】サイバネットシステム、【6629】テクノホライゾン・ホールディングス、【6731】ピクセラ、【6736】サン電子、【3914】ジグソーなどが軒並み急伸してる。
後場は週末要因、前日後場からの急落などから買い難いかと思うが逆にここで更に仕掛け的な買いを仕掛けてくる可能性も。来週はいよいよ日銀会合も控えており、一旦の買い継続の流れが続くと個人的には予想している。ただ、もちろん急落も注意、前場安値を割れるような局面がきた時は一旦に利食い売りも考えてはおきたい。