前場の日経平均株価は26円安と小反落。朝方は円高を嫌気され売り先行したが、前日の米市場の上昇を背景に反転。為替も寄り付き以降は円安基調だったことから上げ幅を拡大した。ただ、その後は再び円高に傾き失速しマイナス転換。為替睨みからの一進一退の展開となっている。業種別では、情報・通信業、海運業、空運業が値上がり率上位に。一方、鉱業、石油石炭製品、医薬品が値下がり率上位となっている。
個別では、前日に対規模な自社株買いからストップ高となった【9984】ソフトバンクが大幅続伸となったほか、直近大幅安からの反動か【3896】阿波製紙。前日発表された決算好感から【6184】鎌倉新書。東証一部への市場変更を材料視され【3678】メディアドゥなどがストップ高となった。その他、【3928】マイネット、【6177】AppBankなどが前日に続き急伸、買い人気を継続している。
テーマ株からはフィンテック関連から本命視される【3778】さくらインターネット、【3853】インフォテリアが買われ、民泊関連からは【8946】ASIAN STARが急伸となっている。
為替睨みで一進一退。後場も為替動向を注視しての展開となりそうだ。狙いは材料株、好決算銘柄、中小型株物色。3月配当を狙った高利回りの株も安い局面があれば徐々に拾っていくイメージで。