本日の日経平均株価は47円安と反落。円高一服前場は買い優勢の場面もあったが、手掛かり材料難からじりじりと利益確定売りに押される一日となった。なお、売買代金、出来高とも今年最低水準を記録。業種別では、水産・農林業、電気・ガス業、小売業が値上がり率上位に。一方で、機械、鉱業、卸売業などが値下がり率上位となった。
個別では、アスラポートとの業務提携などを引き続き材料視される【3370】フジタコーポや「ポケットドクター」材料の【6034】MRTがストップ高。【3904】カヤックは、同社の運営するスマートフォンゲームコミュニティサービス「Lobi チャット&ゲームコミュニティ」が、会員制の有料サービス「Lobiプレミアムサービス」の提供を開始したと発表から一時ストップ高の急伸となったほか、仕手性強い【3536】アクサスホールディングス、スマホゲーム「神の手」期待の【6176】ブランジスタなども後場急伸した。人気のテーマ株からは人工知能(AI)関連の【3906】ALBERTがストップ高となった。
思ったよりはベルギーでのテロの影響は少なかったものの、ここから更に買い上がるにはやはり材料不足。しばらくはこう着感強い相場展開が継続、物色も主力敬遠のテーマ株、中小型株メインの流れが続く可能性が濃厚と見ていいだろう。