本日の日経平均株価は1円高と小幅反発。後場の日経平均は前日終値を挟んでのもみ合い。積極的な売買は手控えムードとなり方向感に欠ける展開。売買代金は2兆円割れ、政策期待、伊勢志摩サミットの結果待ちなど下値を売り込む流れにはならなかった戻りも鈍かった。業種別では、保険業、その他製品、ゴム製品が値上がり上位に。一方で、鉱業、石油石炭製品、鉄鋼が値下がり上位となった。
個別では、前日決算発表、今期の業績見通しがポジティブなサプライズとなった【7744】ノーリツ鋼機やさまざまな業種で導入可能なIoTソリューションパッケージ「OpenBlue IoT Package」を発表し、これを手掛かりにストップ高まで上昇した。また、グループ会社がWiFiレンタル機器の即日レンタルを開始を発表した【6840】AKIBAホールディングスや買い材料は特に見当たらないが【9919】関西スーパーマーケットが一時ストップ高の大幅高となった。一方で、直近決算から値を飛ばしていた【3238】セントラル総合開発。2期連続の債務超過の【6891】イーター電機工業などがストップ安となった。
本日、ドル円が110円を回復した割には盛り上がりらず。目先は来週に控えるサミットの結果や増税延期などはっきりしない間はもうしばらく方向感に欠ける展開か。マザーズ市場は【4565】そーせいなどの反発によるやや持ち直したがこちらは本格反騰にはまだ早い気も。新興市場はも様子を伺いつつ、押し目を拾って戻りを売るといった短期売買メインがいいかと思う。
