本日の日経平均株価は174円安。前日の原油先物相場が急反落したほか、ギリシャをめぐる懸念が再燃。利益確定売りがかさみ下値を探る展開に終始。後場寄り一時下げ渋ったものの、買いが続かず大引けにかけて売り直される展開となった。東証1部の売買高は26億4540万株、売買代金は2兆8515億円。売買代金は今年最高に。業種別では、不動産、その他金融業、金属製品が上位に並んだ一方、鉱業、繊維製品、機械などが値下がり上位となった。
個別では、「ONE PIECE トレジャークルーズ」の海外配信を発表した【3793】ドリコムが後場急伸ストップ高となったほか【4575】キャンバス、【7844】マーベラス、【3760】ケイブなどの上昇も目立つ。一方、市場予想下振れ決算をマイナス視された【6501】日立が急落となった。
依然として不安定要因への警戒は強く、今晩や週末の米雇用統計後の動きを見極めたいと見方が強い。明日は決算発表のピーク後半戦を迎えるが、本日のように極端な選別物色の流れがまた一段と強まりそうだ。
