前場の日経平均株価は91円安と反落。5日に国民投票を控えるギリシャの先行き不透明感から売り優勢の展開。また、中国株の大幅続落や6月既存店売上高が前年同月比2桁の減少となったファーストリテイリングの下げなどが重しとなっているようだ。業種別では、証券商品先物、精密機器、銀行業、食料品などが値上がり上位に。一方、鉱業、保険業、鉄鋼、小売業などが値下がり上位となっている。
個別では、【3742】ITbookとの業務提携を発表から【9785】ジャパンシステムがストップ高。、セキュリティ・プラス 自動遮断・設計/設定サービス」のリリースを発表した【4288】アズジェントが発表と同時に買われプラス圏に浮上したほか、直近での大幅下落が目立っていた【8201】さが美、【6397】郷鉄工所などが大幅反発となっている。
後場は週末要因に加え、ギリシャ国民投票を控えてることから様子見気分が続く可能性が濃厚。日銀によるETF買いへの期待などもあるが慎重にいきたい局面かと思われる。物色は短期値幅取り中心、引け前のポジション整理などからの売りも警戒し深追いは禁物だ。