前場の日経平均株価は11円安と3日続落。イエレンFRB議長講演を受けて米利上げを巡る不透明感が後退したほか、24日の安倍首相の記者会見を受けて政策期待が高まっており、日経平均は買い先行スタート。その後17800円台に乗せる場面も見られたのの、一巡後は麻生太郎財務相の発言「補正は考えていない。」や、週末要因などもあり積極的に上値を追う動きにはならず上げ幅を縮小した後にマイナス転換する動きとなっている。
個別では、前日「介護離職ゼロ」を材料にストップ高まで買われた【2435】シダーや【2749】JPホールディングスが大幅続伸。IR推進法案の継続審議決定で関連銘柄に物色が向かい【3625】テックファームが急伸、カナダMcMaster大学との共同研究開始を材料視された【4588】オンコリスバイオファーマが一時ストップ高の大幅高となった。その他、【4237】フジプレアム、【7836】アビックス、【4629】大伸化学などが値上がり上位となっている。
買い一巡後は急速に伸び悩む展開。後場は週末要因などから前日同様に引けにかけての一段安を警戒しておきたい。