前場日経平均株価は138円高と3日ぶり反発。朝の寄り付きこそは前日の米株安を受け売り先行となった。その後、一時は132円安まで下げ幅を広げたものの連日の大幅安の反動、値ごろ感などから徐々に買い戻しが入りプラス転換。日経平均は18,000円台を回復し、その後は堅調な推移となっている。一部では公金の買いが入ったとの噂もあるようだ。業種別では、医薬品、ゴム製品、サービス業、その他製品が値上がり上位に。一方、海運業、繊維製品、食料品、保険業などが値下がり上位となっている。
個別では、傾いた横浜市のマンションのくい工事は旭化成子会社が下請けとして施工、データを改ざんしたことが明らかになった。補修や改修などは同子会社が全額負担することで【1821】三井住友建設が前日売られた反動から急反発。セパレータ増産報道を好感された【6619】ダブル・スコープが上場来高値を更新した。その他、【3653】モルフォや前日決算内容を評価された【3236】プロパスト、【3387】クリエイト・レストランツ・ホールディングスなどの上昇も目立っている。
日経平均は再び節目の18000円に乗せ25日線を回復。後場は18,000円台で底堅さを見せるかに注目。このラインで踏ん張れるようなら後場にかけ、再度買い優勢の展開。一段高も十分にありそうだ。