前場の日経平均株価は357円安と4営業日ぶりの大幅反落。先週末の米株安を受け朝方から売り先行、一巡後も下げ止まらず下げ幅を拡大。前場引け前には本日の安値18,702円（前週末比380円安）を付けている。業種別では33業種中、上昇はガラス土石製品のみ。一方、鉄鋼が4%超のキツイ下げ、その後に、海運業、陸運業、電気・ガス業などが続いている。
個別では、AKBのゲームの思惑がある直近IPO【6176】ブランジスタが5営業日連続のストップ高。また、上方修正と分割を同時に発表した【3920】アイビーシーもストップ高となっているほか、上半期決算がポジティブ視された【6981】村田製作所が逆行高に。その他、、大和証Gと資本業務提携を好感された【7177】GMOクリックホールディングス、今期業績と期末一括配当を増額修正の【3397】トリドール、特設注意市場銘柄の指定と監理銘柄（審査中）の指定を解除の【4714】リソー教育などが大幅高となっている。
前場終盤にかけて日経平均株価は下げ幅を拡大、目先は19000円台回復したことへの達成感。明日祝日であることも手控え要因に。一旦は日足下に開いている窓埋めへ向かう展開を想定。じっくり押し目狙いへ！日銀が物価目標2％の達成時期を2016年度後半に変更したことや物価見通しを引き下げたことは、早期追加緩和への布石であるとの声も既に出始めてるだけにまだまだ弱気になる局面ではないと思う。
