本日の日経平均株価は28円高と5営業日続伸。後場は引き続き根強い先高期待からGUスタート、下げ幅を縮小して始まるとその後も先物主導で上昇。午後14時過ぎにはプラス圏に浮上し本日高値圏で取引を終えた。業種別では、医薬品、精密機器、銀行業、機械などが値上がり率上位に。一方、パルプ・紙、電気・ガス業、石油石炭製品、鉱業などが値下がり率上位となった。
個別では、第2四半期決算を受けて業績面への警戒感が後退したほか、「神魔×継承!ラグナブレイク」を「GREE」で配信決定などを好感された【2138】クルーズが後場一段高となり一時ストップ高の上昇。大幅な増配発表から【2117】日新製糖も後場急伸し、ストップ高となった。その他、決算発表通過でアク抜け感から【6315】TOWA 、第3四半期の大幅増益を評価された【7613】シークズなどの上昇が後場は目立った。一方、通期営業利益は640億円から550億円に下方修正の発表をした【5101】横浜ゴムが後場急落、前日決算を嫌気された【3656】KLABが大幅下落となった。
投資家心理の改善や為替相場の円安水準などを評価されたほか、政策期待、例年通りの年末株高への思惑はやはり強い。短期的な過熱感はあるものの、一旦2万円台を付けにいってもおかしくはない動き。新規買いは慎重に見極めつつ、既存のポジションを利益を伸ばすのがやはり無難か。後はじっくり焦らずじっくり押し目待ち、年末前の急落局面は現状強気で問題ないかと思われる。