前場の日経平均株価は48円高と4営業日ぶり反発。原油価格の上昇を受け、欧米市場が上昇。これを背景に日経平均も買い先行となった。ただ、買い一巡後は積極的に上値は追う動きはみられず徐々に上げ幅を縮小。外国人投資家などは既にクリスマス休暇入りで薄商い。この影響もありそうだ。業種別では、水産・農林業、鉱業、鉄鋼、石油石炭製品などが値上がり率上位に。一方、空運業、 情報・通信業、建設業、医薬品などが値下がり率上位となっている。
個別では、調整一巡からか自動運転関連の【4667】アイサンテクノロジー、【3663】アートスパークホールディングスに再び資金が集まる大幅上昇してるほか、【4575】キャンバスは、提携先の米Stemline Therapeuticsが、同社からライセンス導入した抗癌剤候補化合物CBS9106の臨床試験開始申請に対する米国食品医薬品局（FDA）の検討が完了し、臨床試験の開始が可能となったと公表しストップ高に。また、「ポケモン」アニメ制作会社を子会社化の【6879】イマジカ・ロボットやローソンとの合弁会社設立や業績予想の上方修正を発表した【6088】シグマクシスもストップ高となった。その他、祝日前に続き【3807】フィスコ、【3928】マイネットなどに人気も継続、短期資金が集まっている。
参加者減少、中小型株なども利益確定の売りに押されており、手掛けづらい状況。後場は日経平均のマイ転も想定。仕掛け的な売りに発展する可能性もあり要注意。税金対策からの年内益出し、損出しする動きもみられておりこれらの動きが一巡するまでは様子見もいいと思う。
